税務調査の視点~コラム~
簡単に言うと「申告書の記載内容の妥当性の確認」
これが税務調査の目的です。
では、「申告書の記載内容の妥当性の確認」はどういう風に行われるのか?
簡単に申し上げると「多面的です」。
1.時点
お亡くなりになった方が、お亡くなりになった時点で、
何をどれだけもっていたかは、その時点情報だけでは判断しません。
例えば、遺産総額1億円だった人がいたとします。
これは、残高証明や不動産の評価書などの添付資料を見ればわかることですが、
その人の経歴からすれば、それではおかしいのではという視点で、
調査は始まります。
つまり、過去の歴史から現在を推測するようなアプローチです。
2.人間性、趣味等
お亡くなりになった方がどういう人だったのか、また、どんな趣味を持っていたか?
こんなこともよく確認されます。
なぜか?
人がどういうところにお金を使うは、その人の性格と表裏だからです。
なので、かなりここは重要です。
3.お金の管理者
「お金の管理者が誰だったのか」というのも重要なテーマです。
本人以外の人が支払いをしていたというケースも、割とあります。
そのあたりのことも1.の話と平行して聞かれることが多いです。
4.まとめ
他にもたくさんあり、本当に多面的検討がされます。
したがって、申告に際しては同じような観点から相続人の方に
お話を聞いていく必要があります。
嫌がられることもありますが、調査で嫌な思いをしないためにも
必要なステップなのだと思います。
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- お客様の声 H・Y 様
- 相続税申告にあたり、とても丁寧にご対応いただき、私の要領を得ない質問にもわかりやすくご説明いただき、安心してお任せすることができて、大変ありがたかったです。
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- 単なる申告書の作成と手続きだけというのではなく、遺族に寄り添った配慮もして下さいました。 書類なども誠に丁寧にご説明下さったので十分納得し、信頼しておまかせすることができると思います。
- お客様の声 匿名希望 様
- 忙しい日々ですが、何事も早めに準備することが大切です。 わからないことが出てきたら迷わず、専門家の力を借りることが解決の近道だと思います。