ご両親の生前対策
<当センターへの相談内容>
資産家であるご両親の生前対策で、長女の方からのご相談でした。
ご両親共々不動産や金融資産を多くお持ちで、生命保険や贈与などいくつか対策を考え既に実行しているが、それでも相続が発生した場合の相続税は相当な額になりそうとの事。
・相続税はどのくらいかかりそうか
・納税は金融資産で賄えるのか
・納税額を抑える為にも孫への贈与を考えているが、他の相続人がどう思うか・・
特にこの3点を心配されていました。
<当センターの対応>
具体的かつ、的確な生前対策をご提案する為には、より詳細な情報が必要となります。
今回はご両親、お子さん達と全員にご協力をいただき、相続が発生した際に必要となる書類に限りなく近い書類を多くご用意いただきました。
その結果、相続税については次のような金額がでました。
○法定相続分で分割した場合の相続税は2,300万円
○分割案考慮後の相続税は4,200万円
一見すると、法定相続分で分けた方が分割案考慮後の約半額近く税額が抑えられます。
しかし注意が必要なのはご両親共にほぼ同額の財産をお持ちであるという事です。
一次相続の際に法定相続分で分け、その際には相続税を抑えられても二次相続が発生した際には配偶者の財産も加わり、相続人の数も減り基礎控除額が減額され、納税額は大幅に増えてしまいます。
一次相続、二次相続も含め対策を練らないと、返って相続税が高くなってしまいます。
また、このデータを基にいくつか対策案をご提案し、実行した場合はどの程度
相続税に変化があるのかもまとめてご案内致しました。
<結果>
ご提案の中で不動産の小口化商品や、生命保険の活用を応用した対策には、こんな方法もあるのかと非常に喜んでいただきました。
また、パターン別で相続税額を算出し二次相続まで踏まえたご提案ができた事で、納税は金融資産で賄えることも分かりご安心されていました。
対策案の中ではご両親が比較的簡単にできる生命保険のご活用をしたいとの要望がありましたので、ご紹介させていただきました。
生前対策に意識の高いご家族でしたので、皆さんがご協力してくださった事で当センターでより詳しく対策案を考えることができました。
- お客様の声 A・O 様
- 相続や登記は想像以上に時間と労力が必要です。 相続税期限が被相続人が死亡して10カ月までですが、あっという間に過ぎていきます。自分でできるのであれば良いですが専門の方にお願いした方が安心です。 今…
- お客様の声 H・Y 様
- 相続税申告にあたり、とても丁寧にご対応いただき、私の要領を得ない質問にもわかりやすくご説明いただき、安心してお任せすることができて、大変ありがたかったです。
- お客様の声 匿名希望 様
- 単なる申告書の作成と手続きだけというのではなく、遺族に寄り添った配慮もして下さいました。 書類なども誠に丁寧にご説明下さったので十分納得し、信頼しておまかせすることができると思います。
- お客様の声 匿名希望 様
- 忙しい日々ですが、何事も早めに準備することが大切です。 わからないことが出てきたら迷わず、専門家の力を借りることが解決の近道だと思います。