【相続税申告】4つの税理士を使うべき理由と選び方のコツ
相続税の申告が必要!あなたならどうしますか?
「自分で申告する」「税理士にお願いする」この二択で悩むところではないでしょうか?
結論から申しますと、税理士にお願いする方が良いと思います。
さて、どの税理士にお願いしますか? 誰でも良いでしょうか?
この答えはNOです。
お医者さんにも専門があるように、実は税理士にも得意分野があります。
外科手術を内科医にお願いしないと思います。同じように相続税の申告が得意な税理士にお願いしないと意味がない場合も。では、相続が得意な税理士はどうやって見つけたらよいのでしょうか?
1. 税理士なら皆同じでは?
冒頭で申し上げたように、税理士なら誰でも良いという訳ではありません。日本の税理士の登録者数は約70,000人、年間の相続税の申告件数は約47,000件と言われています。
この数字を見てどう思いますか?相続税の申告を経験しない税理士もたくさんいるはずです。
税理士ならできるでしょ?と思われるかもしれませんが、相続税の申告は、特殊分野となるため、より実績のある税理士が望ましいということになります。
2.自分で申告は可能?
絶対に自分で申告できないということはありません。
ですが、特例などを使う場合に必要な書類も多くなるため、所得税の確定申告のように簡単にはいきません。
相続する財産が預貯金や株式のみと言うようなシンプルなケースにおいては、自分で相続税の申告をするということも考えられます。
また、多少は相続税について知識があり、時間的余裕もあるという場合もチャレンジしてみる価値はあるかと思います。
自己申告をおすすめしないポイント
① 申告書の税理士署名が空欄となる
税務署は相続税の申告書は税理士が作成するという事を基本としているため、申告書の第1表に税理士署名がないと、申告内容に間違いがある可能性が高いと判断し、高確率で税務調査の対象となり得ます。
② 添付書類に不備がある事が多い
配偶者控除や小規模宅地等の特例など、特例を使う場合に添付しなければならない書類がたくさんあります。
中には、相続申告時に提出していないと後からは使えないという場合もあります。
その結果、相続税が高額になる可能性も出てきます。また、生前贈与や名義預金がある場合などは、特に注意が必要です。
国税庁HP:(参考)相続税の申告の際に提出していただく主な書類
3. 4つの税理士に相続税申告をお願いするメリット
税理士に相続税申告をお願いしたほうが良い理由は4つあります。
メリット1:節税対策がとれる
相続税に強い税理士に依頼することで、様々な角度から相続税の節税を検討してくれます。
メリット2:税額計算が適切に行える
相続財産が現金のみであれば結果は変わりませんが、不動産などの資産が多い場合、相続税の計算も少し複雑になります。
資産が多ければ金額も大きく、間違いが起こりやすいです。
しかし、相続税を多く支払っていても、税務署から“払いすぎています”。とは言われません。逆に少なすぎる場合には指摘されて追加徴税となる可能性があります。
相続税に強い税理士にお願いすることで、しっかりとした税額計算をしてもらえます。
メリット3:税務調査の対象になる確率は低い
しっかりとした申請書を作成することが可能となり、追加で税金が発生するリスクが低くなるという点から、税務調査の対象になる確率は低くなります。
メリット4:早く手続きが出来る
相続税の申告件数が多い事務所であれば、相続税の申告を効率よく効果的に進めてくれます。そのため、スムーズに手続きが完了します。
4. 相続税申告を依頼する税理士を選ぶポイント
自分で相続税申告をするよりも、税理士にお願いしたほうが良いという事はなんとなくご理解いただけたでしょうか?
では、実際に依頼する税理士を選ぶ際のポイントを3つご紹介します。
ポイント1:相続税申告の実績数
税理士試験の相続税法は選択制となっており、選択せずに資格を取得することができます。相続税法を選択している場合でも合格率は1割程度と言われています。
相続税法を選択して合格した税理士であっても相続税の申告自体が特殊業務となるため、実務として一度も対応したことが無いという税理士もいます。このような経験がない税理士にお願いしても意味がなくなってしまいます。
相続税の申告を年間で30件以上実施しているかどうかを目安として税理士を選びましょう。
ポイント2:税理士の報酬
税理士報酬には規定がないため、事務所によって異なります。相続税申告の実績が税理士の見積をいくつかもらい比較してみましょう。報酬額があまりにも低い又は高額な場合は経験が少ない税理士の可能性があります。
ポイント3:信頼できる税理士を選ぶ
財産についての話をするわけですから、信頼できるというのは重要です。できれば、一度は面談し、担当予定の税理士と話をしてみましょう。営業担当者ではなく、実際の実務を行う担当者と面談することがポイントです。
5.インターネットを活用して税理士を探すなら
ネット社会なので、「相続税 税理士」なんて検索をかけると、たくさんの税理士事務所がでてくると思います。その中から良い税理士事務所はどうやって見つけたらよいでしょうか?参考にしていただきたいポイントは2つです。
参考ポイント1:相続税申告実績を確認しよう
相続税を実際に申告している実績が多いところを選びましょう。
参考ポイント2:報酬が低すぎる場合も注意
報酬が低いからとそこにしてしまうと、相続税申告の経験が低い場合があります。税理士に依頼する場合の費用は、税理士報酬と相続税の納税額の合計で検討しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?相続税の申告は特殊で複雑な手続きが多く、不備がある場合、高額な税金を納めなければならなくなってしまう可能性も出てきます。
そうならない為にも、相続税申告を専門とした税理士にお願いしましょう。

- お客様の声 匿名希望 様
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- お客様の声 匿名希望 様
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- お客様の声 匿名希望 様
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- お客様の声 匿名希望 様
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