生前贈与 - 長野まごころ相続センター
生前贈与とは
生前贈与とは被相続人が死亡する前に相続人等に財産を分け与える行為で、
相続税対策の一つとして行われることが多いです。
しかしながら、贈与税は相続税を補うための税金です。
そのため贈与税は相続税よりも税金の負担が大きい(税率が高い)仕組みになっています。
せっかく生前贈与をしても贈与税の負担が相続税よりも大きいとすれば、
逆効果となってしまうこともありますので、
さまざまな状況に応じて上手に活用しながら行うこととなります。
ですから、相続に強い税理士に相談することが大切です。
では、生前贈与を行う前にしっかりと理解を深めておきましょう。
生前贈与の注意点
生前贈与の際の注意点として、次の3点を確認する必要があります。
1. 贈与税と相続税の節税額の分岐点を確認しておくこと
2. 遺産分割のトラブルとならないように注意すること
3. 相続開始前3年以内の相続人に対する贈与は相続財産として加算されることを確認すること
以上の3点です。
次に実際の生前贈与の方法を見てみます。
贈与税は暦年課税で、1年間に基礎控除額が110万円です。
つまり、年間で110万円以下の贈与については課税されず、
申告も不要ですので、一番シンプルな生前贈与の方法だといえます。
相続税対策に生前贈与を活用するには、
まず贈与税がどれくらいかかるのかを知っておくことがとても重要です。
●贈与金額と贈与税
贈与金額 |
贈与税 |
負担率 |
100万円 |
0万円 |
0 |
200万円 |
9万円 |
4.5% |
300万円 |
19万円 |
6.3% |
400万円 |
33.5万円 |
8.3% |
500万円 |
53万円 |
10.06% |
600万円 |
82万円 |
13.06% |
700万円 |
112万円 |
16% |
800万円 |
151万円 |
18.8% |
900万円 |
191万円 |
21.2% |
1000万円 |
231万円 |
23.1% |
※一定の条件を満たせば変動することがあります。
また、生前贈与を活用した節税対策には、
110万円の基礎控除を最大限利用することのほかに、配偶者控除を利用する方法があります。
条件は、婚姻期間20年以上の配偶者からの贈与であることと、
居住用不動産または、居住用不動産を取得するための金銭の贈与であることです。
2000万円まで課税価格から控除できます。
相続税は、3000万円+法定相続人数×600万円という基礎控除や
配偶者税額軽減などの措置が取られているために、
かなり多額の遺産総額の見込みがないと発生しないので、
生前贈与などが税制上効果を生むケースはごく少数といえるかもしれません。
しかし、不動産を保持しており、預金もコツコツと続けられている家庭であれば、
相続税申告が発生する可能性も大いにあります。
相続税対策として生前贈与を活用するには、まず被相続人の資産状況の把握が必要です。
生前贈与していても実は税金がかからない状況だった、ということになっては意味がありません。
一度財産の試算を行い、生前対策の必要性を明確にしていただくことをおすすめします。
また、生前贈与には、他にも多数の手段がございます。
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